









能登大納言とは
石川県能登半島の突端である奥能登でのみ栽培されている大納言小豆
過疎化が進む地域で“さやぼり”と呼ばれる手作業が中心で、ひとさやずつ手で丁寧に収穫するため
非常に希少でほぼ県内でしか流通していない
いわゆる幻の大納言小豆
それでも未だに菓子業界から求められる理由は
品質が極めて良く大粒で皮が薄く風味が際立つ
和菓子に最適の大納言小豆です
その能登大納言をどう生かすかと数年間試行錯誤した結果
一つの答えが古より脈々と受け継がれている
求肥を中心に埋め込んだオーソドックスな羊羹の型
もちろん風味を最大限に生かすために
甘味と寒天強度は落とせるところまで落とし
その柔らかさに合わせる求肥のなめらかさを追求しました
以前の羊羹の作り方ならば半年以上の日持ちになるところですが
密封して脱酸素してなんとか日持ちを20日前後までのばし
お使い物として使いやすくなりました